北海道ワイン(ほっかいどうワイン、Hokkaido Wine)は、北海道小樽市に本社を置く酒造メーカー。主力であるワインを始め、地ビール、発泡酒も製造・販売を行っている。
浦臼町に日本最大規模となる自社農園「鶴沼ワイナリー」を所有。また、小樽市をはじめ、道内32市町村、約400軒の農家とも契約。生産量も2010年現在では十勝ワインを抜いて北海道1位、全国でも6位となっている。国産ブドウ使用量は全国1位。
沿革
- 1974年 会社設立
- 1980年 製造開始
- 1997年 ビールおよび発泡酒の製造免許を受ける。
- 2005年 「2004年貴腐葡萄37ケルナー」第3回国産ワインコンクール金賞受賞
- 2022年 北海道新聞文化賞受賞
営業所
- 東京営業所(港区)
- 仙台営業所(仙台市)
その他、加工用果樹試験研究センターを北海道浦臼町に保有。
関連会社
- 有限会社鶴沼ワイナリー
- 有限会社みかさワイナリー
主な製品群(2018年現在)
ワイン
- おたるシリーズ
- 北海道シリーズ
- 鶴沼シリーズ
- 「04鶴沼ミュラー・トゥルガウ」は集英社ビジネスジャンプ連載「ソムリエール」に掲載された。
- おたる初しぼり(秋季限定)
- 香り立つ生ワイン(春季限定)
その他、スパークリングタイプや地域限定もあり。
ビール・発泡酒
- 天使の雫
- おたるワイナリービール
受賞歴
- 「日本ワインコンクール(Japan Wine Competition)」
- 第7回 2009年(平成21年)金賞受賞
- 欧州系・白「2007 鶴沼 トラミーナ」
- 第11回 2013年(平成25年)金賞受賞
- 欧州系・白、コストパホーマンス賞「2012 葡萄作りの匠 北島秀樹 ケルナー」
- 第13回 2015年(平成27年)金賞受賞
- 欧州系・白、コストパフォーマンス賞「北海道 ケルナー 2013」
- 欧州系・白「鶴沼 木樽発酵 ヴァイスブルグンダー 2013」
- 第16回 2018年(平成30年)金賞受賞
- 欧州系・白「おたる ゲヴュルツトラミネール 2017」
- 第17回 2022年(令和4年)金賞受賞
- 欧州系・白「余市ハーベスト ケルナー スペシャルキュヴェ 2019」
- 第19回 2023年(令和5年)金賞受賞
- 欧州系・白「鶴沼 ケルナー 2021」
- 欧州系・白「おたる ゲヴュルツトラミネール 2019」
コラボレーション
- 阪神甲子園球場に看板広告を掲げた事もあり、2003年には当時の阪神タイガース監督星野仙一氏とのタイアップによる「夢 <星野仙一>」を発売した。
- 創業30周年にあたる2004年にはJR北海道とのタイアップで「北海道ワイン号」を運行させた。2005年と2006年も秋に運行されている。創業35周年の2009年も「ノースレインボーエクスプレス小樽ワイン号」を運行。
- 北海道ファミリーマートオリジナル「名もなき生ワイン」の製造に当たり、2008年12月9日より販売を行っている。
- 2009年には北星学園大学オリジナルワインプロジェクトに参加。250セット限定のヌーボーを販売した。
- 2010年より市内の日本酒メーカーである田中酒造にて「北海道ペルレ」を限定販売。
- 2021年よりビックカメラの「ビッカメ娘」とのコラボで、「おたるワインさっぽろたん」の「ナイヤガラ白」と「キャンベルロゼ」を発売。
その他
創業者の嶌村彰禧による著書『完全「国産」主義』が東洋経済新報社から発売されている。
脚注
外部リンク
- 北海道ワイン
- 北海道のワイン産業の現状と北海道ワイン株式会社の今後の展開(北海道有識者ヒアリング第5回 - 平成23年11月18日)



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