ストロングリターン(欧字名:Strong Return、2006年5月26日 - )は、日本の競走馬・種牡馬。主な勝ち鞍は2012年の安田記念、2011年の京王杯スプリングカップ。
戦績
- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ
2008年10月19日、東京競馬場での2歳新馬戦でデビューし、2着。2戦目で勝ち上がる。3歳を迎えて最初の3戦は勝てなかったが、4月の中山競馬場の500万下戦で2勝目をあげ、葵ステークス4着、ラジオNIKKEI賞でも3着に入った。秋の1走を挟み、4歳となった2010年の初戦テレビ山梨杯、準オープンの東京クラウンプレミアムを連勝してオープンクラスに上がる。エプソムカップ6着のあと休養に入り、その間に準オープンクラスに降級して5歳を迎え、5歳初戦の雲雀ステークス2着を経て4月の難波ステークスを勝って再度オープンクラスに上がる。内田博幸が3日前の大井競馬で落馬負傷したため急遽石橋脩の騎乗となった京王杯スプリングカップでシルポートをハナ差下して重賞初制覇を果たした。安田記念ではリアルインパクトの2着に入り、秋も富士ステークスで4着とした。
6歳となった2012年は初戦の京王杯スプリングカップ4着から安田記念に駒を進め、レースでは中団の競馬からグランプリボスとの接戦を制して1分31秒3のレコードタイムでGI初制覇を果たした。秋2戦は毎日王冠7着、西下してのマイルチャンピオンシップ8着と振るわず、7歳初戦の京王杯スプリングカップに向けて調整していた矢先の2013年4月に左第一趾節種子骨々折を発症して全治6ヶ月以上の休養することとなり、そのまま復帰することなく9月4日付で競走馬登録を抹消された。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく。
種牡馬時代
2014年よりブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となった。2017年に初年度産駒がデビューし、ペイシャルアスが同年のカンナステークスを制した。
2023年を持って種牡馬を引退し、社台ブルーグラスファームで余生を送る。
主な産駒
- 2015年産
- ジェッシージェニー(2019年読売レディス杯、秋桜賞、2020年佐賀ヴィーナスカップ)
- 2016年産
- テツ(2019年MRO金賞)
- 2018年産
- ペイシャシオン(2022年名港盃)
- 2019年産
- クロールキック(2021年寒菊賞、2022年岩手・スプリングカップ)
- ブローヴェイス(2022年サファイア賞)
- ミステリーボックス(2024年摂津盃)
- 2020年産
- アドワン(2022年園田プリンセスカップ)
- 2021年産
- ニジイロハーピー(2024年兵庫クイーンセレクション、東海クイーンカップ、のじぎく賞)
- 2022年産
- プチプラージュ(2024年金沢シンデレラカップ)
血統表
- 半妹にレッドオーヴァル(桜花賞2着)
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post


