クレセント(Crescent)はアメリカ合衆国のサザン鉄道が、 ニューヨーク州ニューヨークとルイジアナ州ニューオーリンズを結んで運行していた列車で、現在もアムトラックにより運行されている長距離列車である。
概要
ニューヨーク〜ワシントンD.C.間はペンシルバニア鉄道(Pennsylvania Railroad、略称PRR)が運行した。1950年代初頭に車両が流線型化され、1954年からは、サンセット・リミテッドを介し、カリフォルニア州ロサンゼルスに直通する寝台車が連結された。同区間には座席車を中心としたサザナー(Southerner)も運行された。
1971年の全米鉄道旅客輸送公社・アムトラックの発足に際し、クレセントはサザン鉄道が引き続き運行したが、1979年からはアムトラックが運行を継承、現在は毎日運行されている。
歴史
- 1830年 クレセント運行開始
- 1954年 カリフォルニア州ロサンゼルスに直通する寝台車連結開始
- 1979年 アムトラックが運行を継承
1968年4月9日の編成
- ニューヨーク発ニューオーリンズ行き・ワシントン出発時の編成である。
停車駅
- ペンシルベニア駅 (ニューヨーク)
- ペンシルベニア駅 (ニューアーク)
- トレントン (ニュージャージー州)
- 30丁目駅(フィラデルフィア)
- ウィルミントン (デラウェア州)
- ペンシルベニア駅 (ボルチモア)
- ユニオン駅 (ワシントンD.C.)
- ユニオン駅 (アレクサンドリア)
- マナサス駅
- カルペパー駅
- シャーロッツビル駅
- リンチバーグ駅
- ダンビル駅
- J・ダグラス・ゲイロン・デポ
- ハイポイント駅
- ソールズベリー駅 (ノースカロライナ州)
- シャーロット駅 (アムトラック)
- ガストニア駅
- スパータンバーグ駅
- グリーンビル駅 (サウスカロライナ州)
- クレムソン駅
- トコア駅
- ゲインズビル駅 (ジョージア州)
- ピーチツリー駅
- アニストン駅
- バーミングハム駅 (アラバマ州)
- タスカルーサ駅
- ユニオン駅 (メリディアン)
- ローレル駅 (ミシシッピ州)
- ハッティズバーグ駅
- ピカユーン駅
- スライデル駅
- ニューオリンズ・ユニオン駅
参考文献
- Mike Schafer.Joe Welsh. Classic American Streamliners Motorbooks International 1997年 ISBN 0-7603-0377-0
- Robert J, Wayner. Passenger Train Consists 1923-1973 Wayner Publications
外部リンク
- Amtrak - Crescent (英語)
- Southern Crescent takes sentimental journey (英語)
- Norfolk Southern company website (英語)
- Southern Railway Historical Association covers Southern Railway history (英語)
- Virginia Museum of Transportation located in Roanoke, VA (英語)
- Johnson's Depot: Railway History of Johnson City,TN (英語)




