デーベルンズ公園(スウェーデン語: Döbelns park)とは、スウェーデンのウメオの中心部にある公園である。園内にはデーベルン将軍の記念碑やイギリス式庭園、野外ステージがある。
名前の由来
公園の名前の由来は第二次ロシア・スウェーデン戦争におけるジュータスの戦い(1808年)でロシア軍に勝利した、ゲオルク・カール・フォン・デーベルン将軍である。
地理
公園はオストラ・シルコ通り(Östra Kyrkogatan、東教会通り)とストール通り(Storgatan、目抜き通り)のロータリー交差点の東側にある。付近にはウメオ旧刑務所などの歴史的な建築物が残っている。一方、交差点の西側にはバーノツ公園やウメオ市教会があり、歴史的建造物のウメオ・タウンホールも比較的近くにある。公園の南にはオストラ・ストランド通り(Östra Strandgatan、東岸辺通り)を挟んでウメ川があり、川沿いにウメオ大学芸術キャンパスがある。ウメ川にはシュルク橋(教会橋)が掛かっており、対岸に渡る事が出来る。ウメ川にはこの他に主要幹線のテグス橋(Tegsbron)や歴史的な橋のガムラ橋などがある。
歴史
公園は1865年に作られ、最初は市営林場(Stadsträdgården)と名づけられたが、1867年にデーベルン将軍の記念碑が作られた後で現在の名前になった。1888年に街で大火事が発生し、多くの低木や樹木が焼けて公園の大部分が破壊されたが、記念碑だけは無事に残った。1897年に復興計画が始まり、公園は元の姿を取り戻した。1920年には園内に屋根付きのステージが設けられ、現在でも音楽イベントで使用されている。
脚注



