ジョン・オーウェン(John Owen、1973年5月11日 - )は、イギリスの自動車技術者であり、自動車レースのフォーミュラ1(F1)の車両設計で知られる。専門分野はレーシングカーの空気力学。

経歴

インペリアル・カレッジ・ロンドンで1997年に航空工学の修士号、次いで2000年に空気力学の博士号を取得した。

2001年2月にイギリス・ブラックリーのレイナード・モータースポーツにエアロダイナミシスト(空気力学の専門家)として加わり、モータースポーツのキャリアを始めた。

レイナードに在籍したのは1年足らずで、同年12月にスイスのヒンウィルに所在するザウバーチームに移籍し、2004年には同チームのシニアエアロダイナミシストに昇進した。2006年にチームがBMWザウバーになった後も同チームに留まり、同職を務め続けた。

ホンダ - ブラウンGP - メルセデス

2007年にイギリス・ブラックリーに戻り、ホンダのF1チームであるホンダ・レーシング・F1チーム(HRF1)に、プリンシパルエアロナイダイナミシストとして加入した。この役職はチーフエアロダイナミシスト(空力設計主任)のロイック・ビゴワに次ぐもので、空力部門のナンバー2にあたる。

2008年末にホンダは撤退したが、翌2009年シーズンは「ブラウンGP」となったチームに留まり、引き続きプリンシパルエアロダイナミシストを務めた。この年の車両「ブラウン・BGP001」は選手権タイトルを制覇したが、特に空力面で注目を浴びた(詳細は車両の記事を参照)。

2010年に同チームはメルセデスワークスチームとなり、オーウェンはチーフデザイナーに就任した。以降、2022年現在も同職を務めている。この間の大部分に渡って、同チームの車両は高い競争力を示し続け、同チームは2014年から2021年にかけて、コンストラクターズチャンピオン(製造者部門の選手権タイトル)を8年連続で獲得した。

人物

後にメルセデスチームで同僚となるマイク・エリオットはインペリアル・カレッジ・ロンドンの博士課程で同じ研究室だった 。その当時、オーウェンはエリオットにF1を勧め、彼がモータースポーツの道に進むきっかけを与えた。

メルセデスで手掛けた車両で気に入っている車両を尋ねられて、(チャンピオンタイトルを獲得した車両のいずれかではなく)2013年のW04だと答えている。理由として、この車両によってチームは初優勝を手にし、コンストラクターズランキングも年間2位に浮上しており、2012年(W03)から2013年にかけての技術的な飛躍はチームとしては最大のものだったからだと述べている。

年譜

役職は就任時期を記載。

  • 1993年 - 1997年 インペリアル・カレッジ・ロンドン在学、航空工学・修士課程
  • 1997年 - 2000年 インペリアル・カレッジ・ロンドン在学、ブラフボディ空気力学(Bluff Body Aerodynamics)・博士課程
  • 2001年2月 レイナード・エアロダイナミシスト
  • 2001年12月 ザウバー・エアロダイナミシスト
  • 2004年2月 ザウバー・シニアエアロダイナミシスト ※BMWザウバー(2006年)でも同職
  • 2007年8月 ホンダ(HRF1)・プリンシパルエアロダイナミシスト ※ブラウンGP(2009年)でも同職
  • 2010年3月 メルセデスAMG F1・チーフデザイナー(現職・2022年時点)

脚注

参考資料

雑誌 / ムック
  • 『GP Car Story』シリーズ
    • 『Vol.42 Brawn BGP001』三栄、2023年1月27日。ASIN 4779647398。ISBN 978-4-7796-4739-0。ASB:GPC20221214。 

外部リンク

  • John Owen - Mercedes-AMG F1 (英語)
  • John Owen - Linkedin (英語)

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